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2016年07月06日(水) 
父は戦時中、福井県の勝山に疎開していた。
父方の祖母も勝山の出だと聞いていたので、福井には何等かの関わりがあるようだ。父は入院中いつも勝山に行きたいと言い、じゃあ今度良くなって退院したらみんなで行こうねと約束していた。
そんな約束も果たせぬまま、父はこの春他界してしまったのだが、ちょうど亡くなって百箇日にあたる7月9日に、生前父が会いたいと言っていた親しかった友人知人を集めての「偲ぶ会」を開くことになった。そこで、せっかくだから地域色が出るように、父が関わった地域の日本酒を集めて、みなさんに飲んでいただこう・・と考えた。
広島は呉でお世話になった方々も来られる。なので、呉のお酒「寳剱」を準備。
そして福井県勝山市からはこの一本義。明治35年創業の蔵だ。
その「一本義」という名前は、勝山藩小笠原家の御用酒銘であったもので、今の蔵がその名を譲り受けたもの。
 一本義は、禅語「第一義諦」に由来し、それは「最高の真理、優れた悟りの知恵を極めた境地」を意味するらしい。

そんな勝山唯一の蔵の日本酒を取り寄せようと勝山の酒販店さんにネットで注文。
私がオーダーして母が受け取る形にして送ったので、お店とやりとりしているうちに、父のことをお話するととても感動してくださって、すぐにお送りしますと丁寧なお返事が返ってきた。
ネットでのやりとりだが、勝山の酒販店さんの顔が見える感じのやりとりに、とても嬉しくなった。
「・・・お父様は、戦時中、ご親戚がおられる勝山に、疎開されていたのですね。
私も、父の四十九日を済ませた所です。
生前、仕事でお世話になった、仙台の知人を訪ねたいと、父が言っていたのですが、
病を押してまで、行かせてあげる事ができず、残された家族は、心残りでした。
お父様も、偲ぶ会で勝山のお酒で、ご相伴にあずかれると、喜んでくださりますね。
7月9日までには、必ず、お届けさせていただきまので、
どうぞ、宜しくお願いします。・・」

とちょうどお店の方も、同じような境遇で、お互いに父のことを思いながらお酒のやりとりをする。一本のお酒が繋ぐ父の思いなのかもしれない。

7月9日には、たくさんの方々が集まってくださる。しっかり準備してきたつもりではいるが、まだまだ最後のつめ。母の気持ちも図りながらあちこちの交渉ごとをすませる。

父は笑ってみていてくれるのだろうか。。

閲覧数4,356 カテゴリ日記 コメント6 投稿日時2016/07/06 16:17
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