違法DVDを所持することには、様々なリスクがあることを理解しておく必要があります。
正規品のDVDを複製した海賊版が違法DVDに該当しますが、海賊版を持っていると罪に問われる可能性が高いです。
違法につくられたものを頒布する目的で購入したり所持したりすることは、著作権を侵害する行為とみなされます。
5年以上の懲役または500万円以下の罰金が科されることになると理解しておきましょう。
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海賊版のDVDを持っているだけでは罪に問われないことも
実は、海賊版のDVDを持っているだけでは罪に問われないこともあります。
違法につくられたものであることを知らなかったり、頒布することを目的としていなかったりする場合は、懲役や罰金などを科されない可能性があるでしょう。
けれども、警察から頒布の疑いがあると判断されてしまえば罪に問われることになります。
海賊版であることを知らなかった、誰かに売るつもりはなかったと説明しても懲役や罰金から逃れられない可能性があるので要注意です。
また、売らなければ平気だと思っている人もいるかもしれませんが、有償ではなく無償で貸し出した場合も問題となります。
もちろん、取引が成立していなくてもフリマアプリやオークションサイトに出品していれば問題となることを理解しておくべきです。
警察が公表しなくても自分の罪が世に知れ渡ってしまう可能性がある
もしかすると、違法DVDを持っていても懲役や罰金の対象とならないかもしれません。
ですが、周囲に海賊版を所持していることが知られてしまう可能性もあります。
警察が家宅捜索を行ったとしても、会社に公表されるようなことはありません。
しかしながら、近隣に住む人が目撃していたり、マスコミが報道したりする可能性がないとは言い切れないです。
どこから情報が漏れてしまうか分からないため、警察が公表しなくても自分の罪が世に知れ渡ってしまう可能性があると理解しておきましょう。
逮捕されることがなかったとしても、所持していることが明らかとなれば周囲の反応が変わってしまうリスクがあります。
危険人物とみなされてしまったり、退職や引っ越しを余儀なくされる可能性があることを知っておくと良いです。
捕まらなければ平気だと思うかもしれませんが、持っているだけでも大きな問題に発展する可能性が高いことを理解しておかなければなりません。
違法DVDによるトラブルを経験しないために注意すること
違法DVDを所持することには大きなリスクがあります。
軽い気持ちで手を出してしまったことで、重い罪を背負うことになってしまうかもしれません。
知らず知らずのうちに海賊版を手にしていたときでも、場合によっては罪に問われることになります。
違法DVDによるトラブルを経験しないようにするためには、自分で違法に複製しないだけでなく、海賊版の特徴を知って疑わしいものは購入しないようにすることが大事です。
フリマアプリやオークションサイトなどで買ったものが違法であるかもしれないと感じられる場合は、速やかに警察に相談することも大切だと言えます。
まとめ
現代ではいつ誰が違法DVDのトラブルに巻き込まれてもおかしくないので、リスクを知って避けられるようにしておくべきだと言えるでしょう。