良い環境で仕事をしているけれども、パワハラ上司が周りにいてそれだけが普通だと思っている人が多いかもしれません。
パワハラ上司にはいくつかの特徴があり、そのタイプにより対処法も大きく異なるでしょう。
パワハラ上司の特徴
自己中心的で思い通りにならないとイライラするタイプ
パワハラ上司の特徴の1つ目のタイプとしては、自己中心的で、思い通りにならないとイライラするタイプが挙げられます。
このようなタイプの人は、どのような環境にいても嫌われ者になりがちと言えるでしょう。
上司がこのタイプに該当する場合には、かなりパワハラに発展しやすくなるといえます。
周囲の部下がどんな考えを持ち、どのような気持ちで仕事に一生懸命取り組んでいるのかを全く考えていません。
自分勝手な思いでルールを押し付ける、仕事を押し付けるなどが特徴です。
自分の思い通りにならなければだんだんとイライラし、パワハラ行為も平然とするようになります。
このようなタイプの上司は、意外にも会社の中においては、リーダーシップが強いと評価されています。
ある程度の行為も会社や周囲が容認する傾向があり、被害者がいてもなかなかサポートする存在がないまま、孤立してしまうケースも多いです。
完璧主義者であり少しのズレも許さないようなタイプ
そして完璧主義者であり少しのズレも許さないようなタイプです。
完璧主義者だと自らを名乗るような上司は十分な注意が必要です。
完璧な仕事をこなすので、会社からの評価はかなり高いです。
部下からの信頼も厚いことでしょう。
とは言え上司が完璧主義者である場合には、自分のやり方が1番正しいと考えています。
成果を掴むためには他のアプローチがあることなど全く考えていないのです。
自分の思い通りに動く部下であればそれを駒として扱うようになり、思い通りにならなければなぜ指示通りに動かないのかと怒りをあらわにします。
部下が考えた一番良い対策であったとしても、このような上司から見ればただのズレでしかないのです。
少しのズレもよろしことができないため、場合によっては部下を叱りつける、わざと難しい仕事を押し付けるなど、パワハラを働きがちと言えるでしょう。
根性論で達成できないのは努力が足りないからと考えるタイプ
そして根性論で達成できないのは努力が足りないからと考えるタイプです。
がんばれができる、努力が足りないが口癖になっている上司はいないでしょうか。
特に現在40代後半から60代である場合には、自分が学生だった時代に親や学校の先生、当時の上司などから、根性を出すように言われながら育った年代であるため、部下にも同じような気持ちを押し付けがちです。
その他にも他責思考で失敗は全て部下のせいにするタイプや視野狭窄の自分の考えが100%正しいと思っているタイプ、朝令暮改で話がコロコロ変わる、他力本願で自分の仕事を部下に押し付けるなど、様々なタイプがあります。
パワハラ上司からパワハラを受けた場合の対処法
このような特徴があることがわかりますが、実際にパワハラ上司からパワハラを受けた場合には、上手な付き合い方の方法と対処法をしっかりと把握しておくことが大切です。
上司の行動を先回りする
まず最初に上司の行動を先回りすることが挙げられます。
上司の行動パターンを読み先回りすることが非常に有効と言えるでしょう。
どのような行動に対してイライラするのかを読み取った上で、イライラが募ってきたらそれを察知して、外回りの仕事に出かけたり、顧客とのアポを取り入れるなど、危険を回避することが求められます。
怒らせないように断るスキルを身に付ける
そして怒らせないように断るスキルを身に付けることです。
特に他力本願タイプの上司によるパワハラに悩まされているのであれば、断ることも1つのスキルとして身に付ける必要があります。
中にはこの案件は任せたはずだと言い訳をして逃げるケースもあります。
このような場合には、ただ断るだけでは上司の怒りを買ってしまいます。
上司を怒らせないような断り方を身に付けるようにしましょう。
今すぐやれというような無理な指示を与えてきた場合には、合理的な理由で対抗します。
予定があるので何時ごろから取り組めるようにスケジュールを組み変えるような対策が良いです。
仕事のスキルを磨く
そして仕事のスキルを磨きましょう。
どのような形のパワハラを受けていたとしても、仕事でしっかりと成果を収めていれば、攻撃対象からは外れるはずです。
スキルを上げ責任の重い仕事を任せられるようになれば、パワハラに悩まされるような暇もなくなります。
新しいスキルを身に付けることにより、会社からの脱出も叶えることができるかもしれません。
上司の上司に告発する
そして我慢の限界に達した場合には、適切な対処をする方法も大切です。
パワハラ上司の言動については全て記録しておくことが求められます。
会社に相談したり法的手段に頼る場合には有効な証拠になります。
そして上司の上司に告発することも1つです。
出来る限りフェアな考えを持つコンプライアンス意識が高い上司に打ち明ける事は特に有効と言えるでしょう。
まとめ
改善できないのであれば思い切って退職代行を利用して即日辞めることも1つです。
明らかな違法行為であるため、上司を訴えることも1つの手段です。
法的な対応を進めるのであれば、労働問題に強い弁護士に相談するようにしましょう。